2023年07月20日

令和5年5月頃から、子どもの夏かぜやRSウイルス感染症などが大流行しています。

お子さんの急な発熱は、保護者の方も不安や心配を抱えてしまいます。月齢や症状に合わせて、正しく対応できるように、茨城県立こども病院からのお知らせを参考にしてください。

【茨城県立こども病院からのお知らせ】
 お子さんの夏かぜやRSウイルス感染症などの流行により、茨城県立こども病院にもたくさんのお子さんが受診しており、特に夜間は「数時間待ち」になることもあります。
 長い待ち時間は、お子さんの負担になってしまう場合も考えられますので、月齢や症状にあわせて、「家庭でしばらく様子を見る(ホームケア)」、「救急外来を受診する」の使い分けをお願いします。

【家庭でしばらく様子を見ても大丈夫なとき(ホームケア)】
 熱があっても、次のような場合は、救急外来を受診する必要はありません。
 涼しい部屋で、お子さんの好みの飲み物やOS-1ゼリーなどを与えながら、家庭でみても大丈夫です。
 ただし、症状が改善しないときには、翌朝、通常の診療時間にかかりつけ医を受診してください。
・ 水分や食事がとれている
・ おしっこの回数は減ってない
・ 熱があっても遊ぼうとする
・ 機嫌は悪くなく、あやせば笑う
・ 発熱以外の重い症状がない

【早めに救急外来を受診した方が良いとき】
次のような場合は、救急外来を受診しましょう。
・ 生後3か月未満の赤ちゃんに38℃以上の熱がある
・ 水分を受けつけない。おしっこが半日くらい出ないなどの脱水症状がある
・ 呼吸の様子がおかしい(不規則、胸がベコベコ凹む、鼻の穴がヒクヒクする)
・ 嘔吐や下痢を繰り返し、ぐったりしている
・ はじめてけいれんをおこした またはけいれんを繰り返す
・ 機嫌が悪く、あやしても笑わない
・ 昼間に眠ってばかりいる(呼びかけてもすぐ眠ってしまう)
・ 昼間に遊ぼうとしないで、ごろごろしている
・ 激しく泣き、あやしても泣きやまない いつもの夜泣きと違う
・ 夜も眠らず機嫌が悪い

【判断に迷ったときは】
・救急外来受診の目安として『茨城県小児救急医療啓発サイト こどもの救急手引き』をご参照頂き、家庭でのホームケアも御検討下さい。
・茨城子ども救急電話相談(#8000
 受診可能な医療機関のご案内、急な病気に関するご相談を24時間365日受け付けています(歯科を除く。)。
・子ども救急電話相談(15歳未満):#8000(プッシュ回線の固定電話や携帯電話。すべての電話からは,050-5445-2856