2024年11月04日

乳幼児突然死症候群(SIDS)とは、何の予兆も既往歴もない赤ちゃんが、眠っている間に突然亡くなってしまう原因不明の病気です。
令和5年には国内で48名の乳幼児がSIDSで亡くなっており、乳児期死亡原因の第5位となっています。また、寒い時期に発生しやすい傾向にあります。
SIDSの予防方法は確立していません。しかし、これまでの研究などから、以下の3つのポイントがSIDS発症のリスクを低くすることがわかっています。
①1歳までは「あおむけ」に寝かせる
 医学上の理由でうつぶせ寝を勧められている場合以外は、あおむけに寝かせましょう。睡眠中の窒息防止にもつながります。
②できるだけ母乳で育てる
 母乳で育てられている赤ちゃんのほうが、SIDSの発生率が低いことが研究でわかっています。できる範囲での母乳育児も検討ください。
③たばこはやめる
 喫煙はSIDSリスクを高めます。妊婦自身だけでなく、妊婦や赤ちゃんのそばにいる人も喫煙はやめましょう。
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