【2種混合(DT)】
ジフテリア、破傷風の混合ワクチンです。

【ジフテリア】
ジフテリアは、ジフテリア菌により引き起こされる病気です。主に咳やくしゃみなどの気道の分泌物によってうつり、喉などに感染して毒素を放出します。症状は、発熱、のどの痛み、物が飲み込みにくい、声がかれるなどの症状が認められます。2、3日の間に、ジフテリア毒素の働きによって破壊されたのどの組織が、偽膜(ぎまく)と呼ばれる厚い灰白色の層となります。この偽膜が広がると気道がふさがれて、息ができなくなることがあります。治療をしてもかかった人の10%くらいが死亡する病気です。また、ジフテリア毒素が血液とともに離れた臓器まで運ばれて、心臓や神経の病気(合併症)を起こすことが知られています。

【破傷風】
破傷風は、破傷風菌により発生し、かかった場合に亡くなる割合が非常に高い病気です。主に傷口に菌が入り込んで感染を起こし毒素を通して、さまざまな神経に作用します。口が開き難い、顎が疲れるといった症状に始まり、歩行や排尿・排便の障害などを経て、最後には全身の筋肉が固くなって体を弓のように反り返らせたり、息ができなくなったりし、亡くなることもあります。

【対象年齢】
11歳~13歳(標準的な接種開始時期:11歳~12歳未満)

【接種回数】
1回

水戸市ホームページ